マテリアリティ

コムシスグループは、ステークホルダーの皆様の期待や社会からの要請にお応えしていくために、
ステークホルダーの方々との対話を通じてマテリアリティを特定しました。

マテリアリティへの対応を通じて経営戦略を加速させ、持続可能な社会の実現に貢献します。

マテリアリティの特定プロセス

コムシスグループでは、社会にとって重要であると同時に、当社が注力すべき課題として、5つのマテリアリティ(主要課題)を特定しています。事業環境や社会情勢を踏まえつつ、中期経営計画の課題も考慮しながら定期的に見直しを行っています。

01. エンジニアリング力とイノベーションによる地域社会へ貢献

  • 9 産業と技術革新の基盤を作ろう
  • 11 住み続けられるまちづくりを
  • 15 陸の豊かさも守ろう
  • 17 パートナーシップで目標を達成しよう
目指す姿

事業を通じて社会課題の解決と地域社会の発展に貢献します。世の中の変化に迅速に対応し、新たなニーズに挑戦することで、事業の成長を目指します。

リスク
  • 市場ニーズ変化によるエンジニアリング力陳腐化と受注機会の減少
  • 法規制や建設ニーズに対応できないことによる信頼性の低下と受注機会の減少
機会
  • 日本の通信インフラを支える実績の拡大と顧客からの信用度向上
  • 市場ニーズ多様化による周辺事業の拡大と社会DX化への貢献、自社の成長
アクションプラン
  • 多様化するインフラ社会のニーズに対応した事業の推進
  • 新たなパートナーとの共創による新たな技術・業務分野の開拓
  • エンジニアリングを通じた地域社会と共に発展する事業の推進
  • 激甚化する災害への防災・減災に関する事業の推進
KPI
定性面
  • 事業を通じて社会課題の解決・地域社会への貢献
  • 新たな技術の開拓、業務変革の実施

02. 地球環境保全への対応

  • 7 エネルギーをみんなに そしてクリーンに
  • 12 つくる責任 つかう責任
  • 13 気候変動に具体的な対策を
目指す姿

温室効果ガス削減などの環境に配慮した経営を推進し、資源を有効活用して持続可能な発展を目指し、次世代の豊かな生活を支援します。

リスク
  • 省エネ施策やGHG削減施策による短期的な費用上昇
  • 環境対応遅れに伴う信頼性の低下とブランド・企業価値の棄損
機会
  • 再エネ需要増による事業機会の拡大と信頼性の向上
  • 脱炭素推進による業務効率化と長期的なコスト削減
  • 環境保全に取り組む企業としての信頼性・評価の向上、企業価値の向上
アクションプラン
  • 再生可能エネルギー発電事業や施設建設の推進
  • カーボンニュートラル実現に向けた自社グループの取り組みの推進
  • 資源循環に向けた取り組みの推進
KPI
定量面
  • 【Scope1,2】
    2030年度42%削減(基準年:2020年度)
    2050年度カーボンニュートラル
  • 【Scope3】
    2030年度25%削減
    (基準年:2020年度)
定性面
  • GHG排出量の更なる削減に向けた検討推進
  • 未来の地球環境に配慮した企業活動の推進

03. 人材活用と働き方改革(エンゲージメント向上)

  • 4 質の高い教育をみんなに
  • 5 ジェンダー平等を実現しよう
  • 8 働きがいも 経済成長も
  • 10 人や国の不平等をなくそう
  • 16 平和と公正をすべての人に
目指す姿

全ての事業活動で人権尊重を前提とし、関係者全ての権利を尊重します。また、優秀な人材確保と組織成長を目指し、ダイバーシティを推進します。さらに、従業員のスキル習得を支援し、多様な働き方でウェル ビーイングを実現します。

リスク
  • 人権尊重の欠如による社会的な批判や法的な問題の発生
  • 優秀な人材の確保が困難となることによる競争力の低下
機会
  • 優秀な人材の確保による競争力の強化
  • 人材の多様性と働き方の柔軟性による競争力の強化(イノベーションの促進、生産性の向上)
  • 市場ニーズや新技術を先取りした高い技術力による競争力の強化
アクションプラン
  • 多様な人材(外部人材や女性など)の採用と活躍の推進
  • 全社員に対する人権尊重に関する意識の醸成・啓発
  • 人材開発プログラムの拡充、リスキリングやリカレント教育の実施
  • 時代に沿った人事制度の拡充とワークライフバランスの推進
  • DX推進による建設手法や業務の変革
KPI
定量面
  • 新入社員女性比率 30%以上
定性面
  • 社員満足(エンゲージメント)評価の向上

04. 安全・安心の追求とコンプライアンス遵守

  • 3 すべての人に健康と福祉を
  • 10 人や国の不平等をなくそう
  • 16 平和と公正をすべての人に
目指す姿

責任ある企業として、すべてのステークホルダーの安全と安心を最優先します。また、企業活動の要である社員が十分に活躍できるよう、健康経営を実践します。

リスク
  • 安全管理の不足による事故や災害による信頼性の低下
  • 健康管理の不足による生産性低下と組織の弱体化
  • コンプライアンス欠如による法的リスクの上昇、それに伴う受注機会の減少
機会
  • すべてのステークホルダーからの信頼性と満足度の向上、それに伴う持続可能性の向上
アクションプラン
  • 安全を第一とする文化の浸透
  • 自然災害発生時の自社対応力強化
  • 社員とその家族の健康確保
  • サプライチェーンを含めたグループ行動規範の徹底
KPI
定量面
  • 人身事故発生件数 0件
  • 設備事故、人為故障の発生件数 0件
  • 重大情報事故発生件数 0件
定性面
  • 安全パトロールでのチェック体制及び現場内コミュニケーションの強化による安全意識の向上
  • サプライチェーンへのサステナビリティ推進の働きかけと実施状況の把握

05. コーポレート・ガバナンスの強化

  • 5 ジェンダー平等を実現しよう
目指す姿

正しい倫理観に基づき、健全で透明性の高い経営とコーポレート・ガバナンスの強化に取り組み続けます。これにより、社会に求められる企業であり続け、企業価値の持続的な向上を実現します。

リスク
  • 経営の透明性の欠如による株主や投資家からの信頼性の低下
  • リスク管理不足による経営上の課題や損失を引き起す可能性の増大
  • 体制強化のためのシステム導入や人材確保に伴うコストの増加
機会
  • 適切なガバナンス体制の強化による、企業の信頼性とブランド価値の向上
  • ESG経営による持続可能性の高まりによる外部評価の向上、企業価値の向上
アクションプラン
  • 社会動向や当社の企業風土を踏まえた、必要に応じて実効性のあるガバナンス体制への深化
  • ESG経営の実践と外部評価機関への適切なエンゲージメントの実施
KPI
定性面
  • ジェンダーや国際性といった視点からも日本コムシス取締役の多様性を確保
  • 透明性のある企業統治、ステークホルダーから信頼される経営を実行