外部評価・イニシアチブ
コムシスグループは、サステナビリティへの取り組みを、事業機会の創出、経営基盤の強化および中長期的な企業価値向上につながる重要な経営課題と位置付けています。外部機関による評価や資本市場からの意見を客観的に受け止め、事業活動、リスク管理および情報開示の継続的な改善に活かしています。本ページでは、当社グループの株式指数・ESG指数への採用状況、外部評価、認定・認証・目標承認、参加・賛同するイニシアティブ、および参照する主な情報開示基準・枠組みをご紹介します。
ESG指数への採用
主なESG指数
コムシスホールディングスは、国内外の指数提供機関が設定する株式指数およびESG指数の構成銘柄に採用されています。これらの指数は、国内外の投資家が市場動向を把握し、投資対象や運用商品を検討する際などに活用されています。
当社は、各指数への採用を、当社の事業基盤、経営の持続性およびESGに関する取り組みに対する資本市場からの評価の一つと受け止めています。今後も、持続的な利益成長と経営基盤の強化を通じて、中長期的な企業価値向上を目指します。
FTSE4Good Index Series

コムシスホールディングスは、「FTSE4Good Index Series」の構成銘柄に2年連続で選定されています。同指数は、環境、社会、ガバナンスに関する一定の基準を満たす企業のパフォーマンスを測定するために設計されたグローバルなESG指数シリーズであり、責任投資ファンドやその他の金融商品の組成・評価に利用されています。
FTSE Blossom Japan Index

コムシスホールディングスは、2026年に「FTSE JPX Blossom Japan Index」の構成銘柄に初めて選定されました。同指数は、環境、社会、ガバナンスに関する一定の対応を実践している日本企業のパフォーマンスを測定するために設計され、責任投資ファンドをはじめとする金融商品の組成や評価に利用されています。
当社は、気候変動への対応、再生可能エネルギーの活用、サプライチェーン全体での温室効果ガス排出量削減およびコーポレート・ガバナンスの強化等に継続して取り組んでいます。
FTSE Blossom Japan Sector Relative Index

コムシスホールディングスは、「FTSE JPX Blossom Japan Sector Relative Index」の構成銘柄に2年連続で選定されています。同指数は、業種構成の偏りを抑えながら、各業種における環境、社会、ガバナンスへの対応を相対的に評価するESG指数です。
MSCI日本株ESGセレクト・リーダーズ指数
コムシスホールディングスは、「MSCI日本株ESGセレクト・リーダーズ指数」の構成銘柄に選定されています。同指数は、MSCI日本株IMI指数の構成銘柄を対象に、各業種内でESG評価が相対的に優れた企業を選定して構築される指数です。
SOMPOサステナビリティ・インデックス

コムシスホールディングスは、2026年に「SOMPOサステナビリティ・インデックス」の構成銘柄に2年連続で選定されました。同指数は、環境、社会、ガバナンスへの取り組みを評価して選定された約300銘柄で構成され、SOMPOアセットマネジメントのサステナブル運用に活用されています。当社グループは、気候変動への対応、再生可能エネルギーの活用、サプライチェーン全体での温室効果ガス排出量削減および持続可能な調達等を推進しています。
S&P/JPXカーボン・エフィシェント指数
コムシスホールディングスは、「S&P/JPXカーボン・エフィシェント指数」の構成銘柄に選定されています。同指数は、TOPIX構成銘柄を対象として、環境情報の開示状況と売上高当たりの炭素排出量に基づく炭素効率性を踏まえ、構成銘柄の組入比率を決定する指数です。
Morningstar 日本株式ジェンダー・ダイバーシティ・ティルト指数(除くREIT)
コムシスホールディングスは、「Morningstar 日本株式 ジェンダー・ダイバーシティ・ティルト指数(除くREIT)」の構成銘柄に選定されています。同指数は、企業のジェンダー間の平等に関する方針や取り組みを評価し、その評価結果に応じて構成銘柄の組入比率を調整する指数です。
外部評価・調査結果
コムシスグループは、環境、人的資本、サステナビリティ経営等に関して、外部機関による調査・評価を受けています。各評価の結果を客観的に捉え、取り組みと情報開示の継続的な改善に活かしています。
CDP
CDPは、企業や自治体による気候変動、水セキュリティ、森林等への対応を評価・開示する国際的な非営利団体です。
コムシスホールディングスは、気候変動に関する方針、ガバナンス、リスク・機会、温室効果ガス排出量、削減目標および取り組み等について回答し、その内容が評価されています。当社グループは、今後も温室効果ガス排出量の削減、再生可能エネルギーの活用、サプライチェーンとの協働および気候関連情報の開示を進めます。
CDP 気候変動

コムシスホールディングスは、2025年のCDP気候変動分野において、最高評価である「Aリスト」に初めて選定されました。気候変動に関する戦略、目標設定および情報開示の透明性等が高い水準にあると評価されたものです。当社グループは、2030年度に向けた温室効果ガス排出削減目標の達成、再生可能エネルギーの活用、気候関連リスク・機会の財務影響分析および環境ガバナンスの強化を進めています。これらの取り組みを通じて、脱炭素社会への移行に伴うリスクへの対応と、再生可能エネルギー設備や環境配慮型インフラ等の事業機会の獲得につなげていきます。
CDP サプライヤー・エンゲージメント評価

CDPのサプライヤー・エンゲージメント評価は、企業が気候変動への対応を自社内にとどめず、サプライヤーとの協働を通じてサプライチェーン全体へ広げているかを評価するものです。投資家にとっては、Scope 3排出量の管理、調達先との連携、移行リスクへの対応および事業継続性を確認する情報となります。コムシスホールディングスは、2025年度の評価において、最高評価「A」を初めて取得しました。サプライチェーン全体におけるガバナンス、温室効果ガス排出量の管理およびサプライヤーとの協働等が総合的に評価されたものです。今後も、サプライヤーとの対話や環境に配慮した調達を推進し、Scope 3排出量の削減と持続可能な調達・施工体制の構築を通じて、将来の施工力と事業競争力の強化につなげていきます。
CDP 水セキュリティ
CDP水セキュリティは、企業が事業活動における水への依存と影響を把握し、水関連のリスク・機会をどのように特定、管理、開示しているかを評価するものです。水資源の制約、洪水等の自然災害や水に関する規制は、事業拠点、施工現場およびサプライチェーンの継続性に影響する可能性があるため、投資家が企業の環境リスク管理を確認するうえで重要な情報となります。
コムシスホールディングスは、2025年の水セキュリティ分野において「B」の評価を受けました。社会インフラの構築・維持に携わる企業として、水使用量の把握、施工時の排水管理、水関連リスク・機会の分析および情報開示を進め、事業活動による水環境への影響低減と事業継続性の向上に取り組んでいきます。
S&P Global ESG Score

S&P Global ESG Scoreは、企業の開示情報、メディア・ステークホルダー分析およびCorporate Sustainability Assessmentへの回答等を基に、企業が重要なESGリスク、機会および社会・環境への影響をどのように管理しているかを評価するものです。投資家は、同じ業種に属する企業間の比較や、企業の中長期的な価値創出力を分析する際の情報として活用できます。
コムシスホールディングスは評価結果を同業他社との比較や課題の特定に活用し、事業戦略とサステナビリティの結び付き、および投資判断に有用な情報開示の充実に取り組んでいきます。
Morningstar Sustainalytics ESG Risk Ratings

Morningstar Sustainalytics ESG Risk Ratingsは、企業が業種固有の重要なESGリスクにどの程度さらされ、そのリスクをどの程度管理できているかを評価するものです。評価は、企業に残る未管理のESGリスクを5段階のリスクカテゴリーで示し、機関投資家が企業分析、ポートフォリオ管理および企業との対話を行う際に活用しています。コムシスホールディングスは、Morningstar SustainalyticsによるESGリスク評価の対象となっています。評価結果を、事業特性に応じた重要なESGリスクとその管理状況を客観的に確認する材料として活用し、リスク管理と情報開示の継続的な改善に取り組んでいきます。
日経サステナブル総合調査
日経サステナブル総合調査は、企業による社会、環境、人材等の課題への対応と、それらを企業価値向上につなげる経営力を評価する調査です。コムシスホールディングスは、「SDGs経営編」と「スマートワーク経営編」の評価結果を、社会課題の解決を通じた事業成長と、持続的な成長を支える人的資本・組織基盤の状況を確認する材料として活用しています。
日経サステナブル総合調査 SDGs経営編

「SDGs経営編」は、企業が事業を通じて社会、経済、環境の課題解決に取り組み、その成果を企業価値向上につなげているかを評価する調査です。SDGs戦略・経済価値、社会価値、環境価値およびガバナンスの観点から評価され、投資家にとっては、社会課題の解決と事業成長を両立する企業の経営力を確認する情報となります。
コムシスホールディングスは、同調査において3.5星に認定されました。通信、IT、社会システムのエンジニアリング力を活かし、デジタルインフラの高度化、社会インフラの強靱化、再生可能エネルギー関連設備の構築等を通じて、社会課題の解決と持続的な事業成長の両立を目指します。
日経サステナブル総合調査 スマートワーク経営編

「スマートワーク経営編」は、人材活用、人材投資およびテクノロジー活用の観点から、企業が人材の力を生産性向上やイノベーションにつなげる取り組みを評価する調査です。人的資本を中長期的な競争力の源泉として重視する投資家にとって、企業の人材基盤と組織力を理解する材料となります。
コムシスホールディングスは、同調査において3星に認定されました。多様な人材の確保・育成、従業員エンゲージメントの向上、働きやすい環境の整備およびDXの活用を通じて、生産性と組織力を高め、「コムシスグループ2030ビジョン」の実現を支える人的資本の強化に取り組んでいます。
認定・認証・目標承認
コムシスグループは、環境、人材、DX等の重要な経営課題について、第三者機関や行政機関による認定・認証・目標承認を取得しています。これらは、当社グループの方針、目標または推進体制が、外部機関の定める基準に適合していることを示すものです。当社グループは、認定等の取得を一つの到達点にとどめず、明確な目標と進捗管理に基づく取り組みを継続し、事業競争力、人的資本および経営基盤の強化につなげています。
SBTによる温室効果ガス排出量削減目標の承認

コムシスグループは、2030年度の温室効果ガス排出削減目標について、2023年10月にSBTイニシアチブから「1.5℃水準」の承認を取得しました。
2020年度を基準として、2030年度までにScope 1・2を42%、Scope 3を25%削減する目標を設定し、省エネルギー、業務用車両の電動化、再生可能エネルギーの活用およびサプライチェーンとの協働を推進しています。
DX認定

DX認定制度は、経営ビジョン、DX戦略、成果指標およびガバナンス等について、デジタルガバナンス・コードの基本的事項に対応する企業を国が認定する制度です。投資家にとっては、デジタル技術が単なる業務効率化にとどまらず、経営戦略や企業価値向上に組み込まれているかを確認する情報となります。コムシスホールディングスは、グループ共通ITプラットフォームの整備、業務の標準化・集約、デジタル技術を活用した働き方の改善およびステークホルダーへの情報開示等が認定基準を満たし、2022年6月1日付でDX認定事業者に認定されました。コムシスグループは、デジタル基盤の高度化、DX人材の育成および現場を中心とした業務変革を一体的に進めています。社内で蓄積したDXの知識と実践経験を、将来のお客様向けソリューションや新たな事業機会へ展開し、生産性向上と収益基盤の強化につなげていきます。
参加・賛同するイニシアティブ
コムシスグループは、人権、労働、環境、気候変動およびサプライチェーン等に関する国内外の原則やイニシアティブの趣旨に賛同しています。参加や宣言の公表にとどまらず、それぞれの原則を事業活動、リスク管理およびサプライチェーンマネジメントに反映し、ステークホルダーとの協働による課題解決を推進しています。
国連グローバル・コンパクト

国連グローバル・コンパクトは、企業が「人権」「労働」「環境」「腐敗防止」の4分野に関する10原則を事業活動と経営戦略に組み込み、持続可能な社会の実現に向けて行動することを求める国際的な枠組みです。投資家にとっては、企業が責任ある事業活動の基礎となる国際原則を支持し、その実践状況を継続的に報告する姿勢を確認する情報となります。コムシスホールディングスは、2026年2月10日付で国連グローバル・コンパクトに署名し、参加企業として正式に登録されました。今後は、10原則を事業活動に組み込み、その進捗を年次報告であるコミュニケーション・オン・プログレスを通じて報告していきます。コムシスグループは、人権尊重、安全で健全な労働環境の確保、環境負荷の低減、公正で透明性のある事業運営を、グループ各社およびサプライチェーンにおいて推進します。これにより、事業上のリスク低減、ステークホルダーからの信頼確保および持続的な企業価値向上につなげていきます。
気候変動イニシアティブ(JCI)

気候変動イニシアティブは、脱炭素社会の実現を目指す企業、自治体、団体等が連携し、気候変動対策を推進するネットワークです。企業による参加は、気候変動への対応を自社内の排出削減にとどめず、社会全体の脱炭素化に向けた協働へ広げる姿勢を示すものです。
コムシスグループは、自社の温室効果ガス排出量削減に加え、再生可能エネルギー設備、蓄電設備、環境配慮型インフラおよび強靱な社会インフラの構築を通じて、社会全体の脱炭素化に貢献していきます。気候変動への対応を、環境負荷の低減だけでなく、再生可能エネルギー、防災・減災、無電柱化、社会インフラの改修・耐震化等における事業機会の創出につなげ、リスクへの対応と中長期的な成長の両立を目指します。
再エネ100宣言 RE Action

再エネ100宣言 RE Actionは、事業活動で使用する電力を100%再生可能エネルギーへ転換する意思と目標を示し、その進捗を継続的に公表する枠組みです。投資家にとっては、企業がエネルギー転換に向けて具体的な目標を設定し、実行しているかを確認する情報となります。
コムシスグループは、再エネ100宣言 RE Actionの趣旨に賛同し、使用電力の再生可能エネルギーへの転換を進めてきました。2026年3月期には、自社所有の太陽光発電所に由来する非化石証書等を活用し、グループ全拠点における再生可能エネルギー使用率100%を達成しました。今後も再生可能エネルギー設備の設計、施工、保守等の事業を通じて、社会全体の脱炭素化にも貢献していきます。
パートナーシップ構築宣言

パートナーシップ構築宣言は、企業がサプライチェーン全体の共存共栄、新たな連携および取引の適正化に向けた方針を公表する制度です。コムシスグループの事業は、多くのパートナー会社との協働によって支えられており、強固なパートナーシップは、安定した施工力、品質、安全および事業継続性を確保するうえで重要な経営基盤となります。
コムシスホールディングスは、2024年4月に「パートナーシップ構築宣言」を公表しました。取引先との共存共栄に向け、適正な価格交渉・価格転嫁、適切な支払条件、知的財産の保護、働き方改革への配慮等を推進しています。また、脱炭素に関する支援や工事・保守プロセス、資材調達のデジタル化を通じて、サプライチェーン全体の付加価値向上を目指しています。
参照する情報開示基準・枠組み
コムシスグループは、人権、労働、環境、気候変動およびサプライチェーン等に関する国内外の原則やイニシアティブの趣旨に賛同しています。参加や宣言の公表にとどまらず、それぞれの原則を事業活動、リスク管理およびサプライチェーンマネジメントに反映し、ステークホルダーとの協働による社会課題の解決に取り組んでいます。
GRIスタンダード
GRIスタンダードは、企業・組織が事業活動を通じて経済、環境および人々に与える影響を特定し、開示するための国際的なサステナビリティ報告基準です。
コムシスグループは、サステナビリティ情報の開示にあたり、「GRISustainability Reporting Standards 2021」を参照しています。また、主要な開示情報と各開示事項との対応関係を「GRIスタンダード対照表」に掲載しています。
SASBスタンダード
SASBスタンダードは、企業の業種特性を踏まえ、投資家の意思決定に影響を与える可能性があるサステナビリティ関連のリスク・機会と指標を業種別に整理した基準です。
コムシスグループは、マテリアリティの特定および投資家向け情報開示を検討する際に、SASBスタンダードの業種別の観点を参照しています。
国際統合報告フレームワーク
国際統合報告フレームワークは、企業が財務資本、人的資本、知的資本、社会・関係資本および自然資本等をどのように活用し、短期・中期・長期の企業価値を創出するかを説明するための枠組みです。
コムシスグループは、統合報告書の作成にあたり、同フレームワークを参照しています。事業環境、経営資本、事業戦略、マテリアリティ、リスク・機会および財務・非財務目標の関係を整理し、持続的な企業価値創出の考え方を説明しています。
価値協創ガイダンス
価値協創ガイダンスは、企業と投資家が、企業理念、ビジネスモデル、持続可能性、戦略、成果指標およびガバナンス等について共通の視点で対話し、中長期的な企業価値向上につなげるための手引きです。
コムシスグループは、統合報告書の作成および投資家との対話に際して同ガイダンスを参照し、経営理念、2030ビジョン、事業ポートフォリオ、マテリアリティ、経営資本、財務・非財務目標およびガバナンスの関係を説明しています。
TCFD提言
コムシスホールディングスは、2021年11月にTCFD提言への賛同を表明しました。当社グループは、TCFD提言の枠組みを踏まえ、取締役会による監督、気候シナリオを用いたリスク・機会の分析、財務影響の算定、温室効果ガス排出削減目標および関連実績を開示しています。
気候変動を経営リスクとして管理するとともに、再生可能エネルギー、無電柱化、防災・減災および社会インフラの改修・耐震化等における事業機会として捉えています。
- ※TCFDは2023年10月に役割を終了しましたが、引き続き提言の枠組みを踏まえて開示します。
その他の参照原則等
ISO 26000
コムシスグループは、ステークホルダーの特定および社会的責任に関する取り組みを検討する際に、ISO 26000を参考としています。
SDGs
コムシスグループは、事業活動を通じた社会課題の解決とマテリアリティへの取り組みを、SDGsが目指す社会の実現への貢献につなげています。
国連「ビジネスと人権に関する指導原則」
コムシスグループは、人権方針および人権デュー・ディリジェンスの検討にあたり、国連「ビジネスと人権に関する指導原則」等の国際的な原則を参照しています。