人的資本経営について

人的資本経営

コムシスグループの人的資本経営の前提となる考え方として、企業価値の向上、豊かな社会の実現、社員のエンゲージメント向上はいずれも欠くことのできない、そして、相互に依存しあう重要な経営に関するテーマです。

社員一人ひとりの成長を支援し、働きがいのある職場環境を整えることにより社員のエンゲージメントが向上し、それがひいては組織の活力となり、生産性の向上や企業の持続的な成長が実現するよう戦略的な人的資本の最大化に努めてまいります。

健康経営

心と体の健康はいきいきと働くための基盤であり、従業員とその家族の幸せに欠かせない要素です。

コムシスグループでは、 従業員の健康とエンゲージメントの向上をWell-being※の基盤と考え、一人ひとりが自律的・積極的に健康保持・増進に努めることができる環境づくりを推進することにより、従業員の活躍を支え、私たちの発展につなげてまいります。

  • 従業員とその家族の健康と安全を最優先に考え、個性や持つ力を最大限に発揮し活躍できる企業を目指します。
  • 従業員一人ひとりが自身の健康を優先し行動できる職場風土を醸成します。
  • 従業員の働きがいとWell-being※を実現することにより、私たちの持続的な成長につなげます。
  • ※Well-being:身体的、精神的、社会的に健康で幸福であること

DE&I(ダイバーシティ・エクイティ&インクルージョン)

企業の持続的な成長のためには、多様な人材の活躍が必須と考えており、ダイバーシティ推進に取り組んでいます。コムシスグループでは、「有能な人材の発掘」「性別や経歴に関わらず全社員が斬新なアイデアを生み出せる風土・文化の醸成」「社会的な変化・ニーズへの対応」の方針のもとで、人材育成や社内環境の整備を進めています。

  • 男性の育児休業取得推進

    コムシスグループでは、多様性を尊重し充実した生活を送るためのワークライフバランスを実現する「働き方改革」の一つとして、男性の育児休業取得推進に取り組んでいます。
    統括事業会社である日本コムシスでは、ポータルサイトでの周知や全社員対象の研修を通じて認識を高め、面談シートを用いて育児休業の希望を確認しています。2022年4月には「子育て休暇」や「育児休業支援金」を導入し、育児休業を連続5日以上取得する場合に8万円の支援金を支給しています。
    サンワコムシスエンジニアリングでは、育児休業のうち最大4週間を有給休暇として扱う制度を導入し、給与面の懸念を解消しています。
    男性の育児休業取得は女性のキャリア支援や次世代の育成、職場の活性化にもつながり、企業の成長と社会的責任を果たすための重要な施策です。今後も社員の声を反映しながら制度の充実を図ります。

  • 障がい者の雇用

    障がい者がごく普通に地域で暮らし、地域の一員として共に生活できる共生社会実現の理念のもと、コムシスグループでは各々の障害の状況に配慮し、活き活きと働ける職場環境の整備にあたっています。統括事業会社であるNDSでは、ハローワーク、愛知県庁および福祉・アートの専門家の連携により実現した、障がい者アーティスト雇用(以下、アーツ雇用)を行っています。NDSと雇用契約を結んだアーティストにデザインを発注して作品を社内で活用したり、作品が様々な人の目に触れる機会を創出するための活動支援に取り組んでいます。アーツ雇用などの取り組みを通して、地域社会と一体となって障がい者の社会参画・福祉の向上に貢献しています。

  • 女性活躍の推進

    コムシスグループは、従前より、女性社員がその能力を高めつつ継続的に就業できる環境の整備に努めてきました。女性社員のキャリア形成支援や女性社員同士が対話する場の設置などに取り組むほか、女性管理職比率の向上も進めていきます。統括事業会社である日本コムシスでは、全女性社員を対象とした「COMSYS Women's Meetup(女性社員交流会)」を開催し、女性社員のネットワーク構築を図りました。

採用・人材育成

  • 文系・理系問わず採用

    労働力不足が社会課題として顕在化するなか、優秀な人材の確保に向けた取り組みが求められています。コムシスグループ では、文系・理系・学部学科を問わず採用し、卒業学科に関わらずスキルアップ可能な入社3年間での資格取得支援プログラムを設けるなど、充実した教育に基づく専門的な技術・知識の定着に力を入れています。特に事業拡大に取り組むITソリュー ション事業と社会システム関連事業では、新卒・中途採用ともに強化し、施工人員の増強を図っています。

  • 人材の確保と育成

    コムシスグループの事業領域の拡大に伴い、元請けとしての プロジェクトマネジメントだけではなく、プロジェクトの企画立案から体制構築、社内外との連携、ファイナンスなどの総合的なマネジメント能力が求められています。そのため、マネジメント能力開発に重点を置いた階層別研修と、複合技術者の育成や資格取得に向けた各種テクニカル研修の両面から、幅広い研修制度を設けて新たな事業環境に対応した人材育成を進めています。現場レベルにおいては、通信キャリアの設備投資の漸減と保守運営も含めたアウトソースが本格化しており、従来の枠組みにとらわれないマルチスキル化が生産性向上のポイントです。コムシスグループの事業に不可欠な施工関連やIT関連の技術者層・有資格者の拡大やリスキリングも、今後の事業基盤強化には必須の取り組みであり、計画的な育成を行っていきます。
    また、コムシスグループ各社が備えてきた研修アイテムなどの相互利活用により多様な人材を育成するとともに、次世代の事業運営を担う人材の育成を目的に「コムシスHD人材育成プラットフォーム」を構築し、グループを横断した運営体制で人材育成を行っています。事業領域拡大により多様なインフラ建設を求められるコムシスグループの環境を鑑み、グループの垣根を越えてワンストップで社会課題や事業機会に応えるため、幹部社員ならびに幹部候補者のグループ内人事交流などを実施し、経営幹部の育成を行っています。

エンゲージメント

コムシスグループは、従業員エンゲージメントを企業価値向上の重要指標(KPI)と位置づけています。
これまでも各社が個別にサーベイを実施してきましたが、グループ一体で取り組みを加速させるため、グループ共通サーベイ「モチベーションクラウド」を導入しました。これにより、組織状態を初めて統一基準で可視化し、各社の状況を客観的に比較・分析できる基盤を整えました。
グループ全体のエンゲージメントスコアは52.3(レーティングBB)となり、建設業界平均の51.3を上回りました。これは社員と組織の間に「信頼関係があり、話せばわかり合える状態」が構築されていることを示しています。一方で、グループ各社間ではスコアにばらつきが見られ、組織ごとの課題も明らかになりました。
今後は、サーベイ結果を基点に各社の実情に合わせた改善活動を推進するとともに、成功事例をグループ内で水平展開し、組織力強化を加速します。

柔軟な働き方

従業員一人ひとりが持てる力を最大限 に発揮し、企業価値向上に貢献できるよう働き方改革に取り組んでいます。これまでに、テレワークやフレックス勤務の制度化、エリア社員制度の導入、可視化ツールやシステムを利用した勤務チェックをはじめとする労務管理の強化などを進め、労働時間の適正化に努めています。また、従業員の健康管理やワークライフバランスの観点から年間総労働時間の削減も進めています。

  • ワークスタイルの選択、休暇制度
働く場所 テレワーク勤務、サテライトオフィスの活用、エリア社員制度 等
働く時間 フレックスタイム制 等
休暇制度 クリエイティブ休暇(勤続年数10年に達した従業員に特別休暇を付与)
リフレッシュ休暇(勤続年数25年に達した従業員に特別休暇を付与) 等