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情報ネットワークの進展

「有線ネットワーク」の発達

情報通信ネットワークの歴史は、モールス信号で知られるサミュエル・モールスが1837年に発明した電信機によって幕開けとなりましたが、約150年後の1980年代に通信回線のデジタル化が実現すると、1990年代初頭から始まったインターネットの急速な普及とともに飛躍的な進展を見ました。日本では1988年よりデジタル伝送方式を採用したISDNの商用サービスが開始されましたが、技術の進歩に伴い、通信速度も最大64kbpsのナローバンドから最大100Mbps ~ 1000Mbpsの超高速ブロードバンドへと進化し、現在ではFTTH(Fiber To The Home:光ケーブルを個人宅まで引き込む方式)などを利用すれば、一般家庭でもより高速で安定的な広帯域接続が可能となっています。


「無線ネットワーク」の発達

通信回線を敷設して通信局とユーザーとをつなぐ「有線ネットワーク」が発達する一方で、それ以上の急速な発展を遂げているのが、携帯電話を主とする「無線ネットワーク」です。日本では1979年より日本電信電話公社様によるアナログ方式(G1:第一世代)でのサービスが始まり、1993年よりデジタル化(G2)されましたが、新しい通信キャリアも加わって通話料金も引き下げられたことから1995年頃より急速に普及しはじめ、通信速度の高速化を伴う技術・サービスの向上により、2000年には契約件数で固定電話を上回り、2007年には1億台を超えて子どもからお年寄りまでが利用する「国民ひとりに一台」の時代に入りました。現在は世界標準規格に準拠したW-CDMA方式を採用した「第三世代携帯電話(3G)」を中心に、携帯電話と情報端末とが融合したスマートフォンの普及が急速に進んでいます。


NGN ~情報通信の未来を拓く新たなネットワーク

情報通信の世界では、いま、光化・IP化の急速な進展を背景に、固定・移動、放送・通信などのサービスの融合が一段と加速するとともに、多様なニーズに対応した新しいサービスやビジネスモデルが生まれつつあります。
通信事業各社においてはさらに高速で、安定的で、信頼性の高い通信を可能にし、なおかつ固定電話や携帯電話、無線通信(WiMAX)など、アクセス回線や端末の別を問わない、「次世代型」の新しいネットワーク「NGN(Next Generation Network)」を構築するための技術開発が進んでいます。NTT様では2008年より「テレビ電話」など、スムーズさや高画質が求められる通信のクオリティを確保する「QoS」機能を備え、「なりすまし」や不正なアクセスをブロックするセキュリティ機能を備えるとともに、通信回線・装置の冗長化(二重化)によって一段と信頼性を向上させた「光フレッツネクスト」のサービスを開始し、KDDI様も携帯電話システムや無線システム、有線アクセスを包含する固定移動統合網の構築を目指す「ウルトラ3G」構想を打ち出すなど、情報通信ネットワークの世界はまた新しい時代の扉を開こうとしています。


次世代高速モバイル通信サービスがスタート

2010年10月に、電気通信の国際規格・規制の構築を目指すITU(国際電気通信連合)が、携帯電話で現行の光ファイバー回線に匹敵する、あるいは上回る超高速通信(50Mbps~1Gbps)を実現する「第四世代携帯電話(4G)」の次世代通信方式として「LTE(Long Term Evolution)」と「WiMAX」を正式決定。これを受けて2010年12月には、NTTドコモ様において、FOMA携帯の伝送速度の約10倍、下り最大75Mbpsという、光ファイバー回線の通信速度にも迫る高速通信を実現する新たな通信規格によるサービスが始まりました。NTTドコモ様が3Gを発展させ、将来的に「第四世代携帯電話(4G)」の実現につなげていくという「Super3G」構想の中で、「3.9G」として位置づけてきたLTEサービスですが、東京・大阪・名古屋地区を皮切りに全国へとサービスが拡大されています。また、通信キャリア各社様においても、次世代高速モバイル通信サービスが順次開始されています。

日本コムシスは、NTTドコモ様のLTEサービス導入計画に関連して実験設備などの設計にも携わり、2010年12月のサービス開始に合わせて、必要な基地局設備の設計・施工、試験工程など一連の作業を急ピッチで担当させていただきました。今回培った新たな技術・ノウハウが今後の迅速かつ高品質のLTE関連工事に生かされるものと考えています。 


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