日本コムシス株式会社
平成15年度経営方針
IP事業を強化しソリューションビジネス市場に本格参入
− 信頼性と豊富な実績を誇る情報通信工事事業を活かし「VoIP」を核としたIPネットワーク事業を展開 −
日本コムシス株式会社(以下日本コムシス、東京・大阪両証券取引所第一部上場 大崎本社:東京都品川区東五反田、代表取締役社長:島田 博文)は、平成15年度の経営方針を発表、今年度は、昨年から強化しているIT事業のうち特にIP事業に注力し、一般企業を対象としたソリューションビジネス市場に本格参入します。今年度は豊富な実績と高い信頼性で定評のあるネットワークの施工技術を生かし、「VoIP」*1)を核としたIPネットワーク事業を本格的に展開します。IP事業を含む今年度のIT事業の売上目標は440億円を目指し、2006年には総売上2,050億円の40%、820億円を目指します。
日本コムシスは、1951年より情報通信、モバイルネットワークの構築など情報通信設備工事のリーディングカンパニーとしてその地位を確立しています。また、NTTグループ、NECグループ、官公庁などの大規模システムのソフトウェア受託開発を中心に30年以上の実績と技術力があり、その豊富な実績と高い技術力にネットワークの施工技術を融合させ、ソフトウェアの開発からシステムインテグレーション、ネットワークインテグレーションまで一貫したサービスを一般市場に本格展開します。今月、「IT推進本部」を発足させ、IT事業への体制を強化し、「総合エンジニアリングサービス企業」として「受託型」から「提案型」のワンストップサービスを提供します。
今年度、一般市場に向けて日本コムシスが注力するIP事業では、快適なネットワーク基盤を構築するIPソリューションとして「VoIP」、「IP- VPN」*2)、「モバイル・ソリューション」*3)、等のサービスを強化します。「VoIP」のサービスでは、VoIP技術とIPネットワークを利用した法人向け「IP電話」サービスの提供、PBX機能をASPサービスで提供する「IPセントレックス」*4)サービス等も提供していきます。また「モバイル・ソリューション」では携帯端末を利用した各種企業通信システムを開発します。
今年1月には、顧客のネットワークの稼動状況を24時間体制で遠隔監視する「ネットワークマネジメントセンター」を設立し保守・運用サービス事業も本格的に開始しています。4月から本格サービスを開始し、現在、約120のユーザに同センターの保守・運用サービスを提供しています。
日本コムシスは、全国約200のサポート拠点で情報通信機器の設置工事を行っています。また保守サポートサービスにおいても全国のサポート拠点と連携した強力な組織力を生かし、充実したオフサイトサービスも提供することで顧客に対する安定した品質のIPネットワークサービスを実現しています。
さらに、今年度の経営計画の一つとして、日本コムシスでは、株式会社三和エレック(代表取締役社長:孫田 忠誠)、東日本システム建設株式会社(代表取締役社長:真柄 成一)の3社がそれぞれ保有する事業基盤・経営資源を統合し、企業グループとしてより効果的かつ強固な経営体制を確立することを目的に共同持ち株会社「コムシスホールディングス株式会社」を9月29日に設立し、3社の各事業を統合します。
具体的には、日本コムシスは全国的な規模で情報通信設備工事およびIT事業を実施しており、首都圏エリアを中心とした三和エレック、信越エリアを中心とした東日本システム建設と経営統合する事により、効果的な経営資源の再配分による競争力の強化、3社の顧客基盤・地域基盤・高度な技術力の相互補完による営業力の強化、ソリューションビジネス事業の充実・拡大を図ります。
「コムシスホールディングス株式会社」の詳細は別記の通りです。
- *1)VoIP:(Voice Over Internet Protocol)
インターネットやイントラネットのようなIPネットワーク上で音声通話を実現する技術。VoIPでは、デジタル符号化した音声信号を一定の時間毎に区切ってパケット化し、回線使用効果が高いIPネットワークを使って送信するため、通話料金を安くすることが可能。 - *2)IP-VPN:(Internet Protocol-Virtual Private Network)
公衆ネットワーク上に構築された仮想私設ネットワークをIPベースで実現したサービス。他人と共有することにより低コストで回線の利用を可能にした。日本コムシスではVPNネットワークの構築と合わせネットワーク機器の可視監視、セキュリティ監視サービス等をIPソリューションの重点として注力しています。 - *3)モバイル・ソリューション:
携帯端末を利用した各種の企業通信システム。日本コムシスでは、携帯電話をモバイル端末とした製薬業界の医薬情報担当者(MR)向けに訪問活動支援システムを開発しMRの営業活動実績をリアルタイムで管理。 - *4)IPセントレックス:(Internet Protocol Centrex)
企業内のPBXが果たしていた役割を代替する技術で、通信会社のネットワークにソフトウェアを取り込むだけで済むため、保守・運用だけでなく機能更新なども全て通信会社に委託でき、企業はコスト削減や資産圧縮が可能になります。
(参考)
日本コムシス株式会社:
日本コムシスは、日本電信電話公社(現、日本電信電話株式会社)の通信設備の建設業務を目的に1951年に設立され、1972年、東京・大阪両証券取引所第1部に上場しました。以来、電話通信回線の敷設や無線中継基地局の建設など通信インフラの設備工事における実績と高度な技術力を基に業界のリーディングカンパニーとしてその地位を確立しています。
IT事業(2002年3月、システムインテグレータ認定)は、顧客のニーズに対応したソフトウェアの開発、およびハードウェアやネットワークとの組み合わせによるシステムインテグレーション、プライベートネットワークの企画、設計、構築を行うネットワークインテグレーションサービスなど、下流のネットワーク事業から上流のアプリケーション開発までを行うワンストップソリューションを提供しています。日本コムシスは、大規模システムにも対応可能なSEの動員力を持ち、官公庁、医療・薬品、金融・証券、製造などさまざまな業種の開発実績から高い信頼を得ています。その実績あるプロジェクトマネジメントのノウハウを活かし、大手企業だけでなく、商品/サービスの低価格化、スピード化による中堅規模の企業もターゲットに事業を展開します。
記
【共同持ち株会社「コムシスホールディングス株式会社」概要】
商号:コムシスホールディングス株式会社
本店所在地:東京都品川区
代表者:島田 博文
資本金:100億円
主な役員:
代表取締役会長 武内 宏允(日本コムシス代表取締役会長)
代表取締役社長 島田 博文(日本コムシス代表取締役社長)
取締役 孫田 忠誠(三和エレック代表取締役社長)
取締役 真柄 成一(東日本システム建設代表取締役社長)
他